“スパルタ”から“体罰”へ…

大阪市立桜宮高校バスケ部の体罰問題が発覚してからというもの、いろいろな中学・高校運動部の体罰が報道されています。
つい先日も山梨県の高校の野球部監督による体罰のニュースをやっていました。
ここ最近でも兵庫の高校の野球部監督・千葉の高校の野球部監督・京都の高校のレスリング部監督・愛知の高校の陸上部監督・兵庫の高校の相撲部顧問・大阪の高校の柔道部顧問・東京江戸川区の中学のバスケ部顧問・鹿児島の高校の女子バレー部監督…
1ヵ月足らずの間にどんどん発覚しています。

様々な意見がありますが、学生時代に運動部だった人と運動部じゃなかった人とで真っ二つに分かれると思います。
現在中・高生のお子さんをお持ちの方はだいたいSぱぱと同じぐらいの年代だと思いますが、Sぱぱが学生の頃は今世間で騒がれているような“体罰”はごく普通でした。まあ部活動の“一場面”ってとこでしょうか。
っていうか、“体罰”っていう言葉すら日常ではなかった気がします。

Sぱぱは小・中・高と野球をやっていたのでどうしても野球部の問題に目が向いてしまうんですが、先日報道された山梨県の高校の野球部については“体罰”を受けた生徒も納得して反省していて“体罰”を受けたという認識もない状況なのに騒がれてしまっています。
極一部の例外を除いて、大体は“体罰”に至る過程において生徒側の不手際があるはずです。

愛知の高校の陸上部監督はデッキブラシで生徒を殴るという暴挙に及んでいて、監督の暴力が原因で退学者まで出しているので論外ですが、大阪の高校の柔道部顧問は「下級生に対し危険な絞め技を行っており、制止するためだった」「口頭で何度か注意したが危険な行為を止めなかったため」などの明確な理由があり、“指導の一環”の範疇としては認められないのか…。

この辺りは意見が分かれるところではありますが、日本女子柔道の監督のように「言うことを聞かないなら五輪代表選手には選ばない」というような自分の立場を笠に着た“パワハラ”は議論の余地がないとしても、反省を促すために必要なのであれば限度を超えたものでないならある程度は仕方がない部分はないでしょうか。
もちろん、最終的に受けた生徒が納得しているというのは大前提ですが。

「我々が学生の頃は普通だった」なんて言うと「時代が違うよ」って言われそうですが、まあそうなのかも知れません。
じゃあ体罰にならない部分と体罰になる部分の線引きはどこになるんでしょうか?
練習中にダラダラしていて殴られたら体罰になって、吐くまで(お食事中の方、ごめんなさい)走らされるのは体罰にはならないんでしょうか?

“体罰”が発覚して大きく報道されてしまう学校の共通点として県内の“強豪校”であることが挙げられます。
愛知県の高校の陸上部は全国高校駅伝の常連校として知られ、兵庫県の高校の野球部は春・夏8回甲子園に出場しています。全国大会に出ていなくても常に県のベスト8ぐらいには勝ち上がる力を持った学校ばかりです。
このような学校の運動部の指導者は自身も同じような体験をした上で全国大会を経験した方も少なくありません。

自身が学生時代に厳しい練習に耐え、今で言う体罰を日常的に受けながらも同時に勝つ喜びも知る。
そして自分が指導者になると自身の経験を踏まえた指導になる。
これはある程度仕方がないのかも知れません。
でも、やっぱり時代は変わっていることも事実で、一緒くたに“体罰”に及ぶのではなく、部員・生徒の特性を一人一人見極める目を養うことが必要なのではないでしょうか。
強豪校になればなるほど部員の数も多くなります。その一人一人を全て把握するのは困難かも知れません。
しかしそれができなければ指導者としては失格ではないかと思います。
最低でも“怒られて伸びる子”“褒められて伸びる子”の区別ぐらいはしたほうがいいのではないでしょうか。

これはSぱぱの完全な個人的考えですが、同じ部員でも自分がやっている競技に対して100%真剣に向き合い将来を考えて常に向上心を持って練習に取り組んでいる者と、最低限頑張ってはいるもののそこまで考えないで取り組んでいる者がいるとすると、親も含めて後者のほうが「体罰を受けた!」と騒ぐような気がします。
特に高校の運動部になると指導者もそれなりの実績を積んだ方が多く、そのほとんどが昔ながらの“The 体育会系”の世界に生きてきたはずで、どうしてもそういう流れの指導になってしまうのは仕方がないことです。
そして、大勢の部員を抱えながら常に県や全国の上位を狙い続けるのであるのであれば指導者側にも相当な統率力が必要となり、その結果として“体罰”が行なわれてしまうのではないでしょうか。

Sぱぱが学生の時はこれを“スパルタ”と呼んでいました。そしてその“スパルタ”に対して異議を並び立てる者もいませんでした。
そして時代が変わって“スパルタ”“体罰”へと変わっていきました。
この体罰については100%否定はしません。が、これは部員・生徒に対する愛情がなければただの“暴力”と化してしまいます。なので生徒に対する愛情は絶対条件です。
あと大事なことは絶対に物を使ってはいけません。これによって怪我をさせれば間違いなく傷害事件です。
物を使って叩かれた相手には恨みしか残りません。
しっかりと自分の思いを己の手に乗せて心から生徒の事を思って繰り出されたものであれば気持ちは通じるはずです。

これは親にも言えることですが、“叱る”“怒る”は180度違うことを再認識しなければいけません。
本当にその子のためを思って“叱る”のか、ただ感情にまかせて“怒る”のか…。
Sぱぱは特に涼が小学生の時はかなり引っ叩きました(もちろん悪いことをしたときです)。そして散々引っ叩いたあとは、何故引っ叩いたのか必ず理由を言って聞かせました。そして本人が納得すればその件に関してはいつまでもグチグチ言うこともしませんでした。
これが本当に良い方法なのかはわかりません。でも自分では悪い方法ではないと思っています。

親子と他人では条件が違うと思います。が、善悪を認識させるために必要な場合もあるのではないでしょうか。
しかしそれが“日常化”してしまうのは本末転倒で、それこそただの“恐怖政治”になってしまいます。
子供にとって叩かれることというのは物凄くインパクトがあります。だから普段あまり怒らない人に急に怒られたりすると、よっぽど自分は悪い事をしたんだ…と反省します。
そしてそれをいつまでも引きずらないこと。

なんだか本題から逸れちゃいましたが、今の流れで“体罰”を完全否定してしまうと多かれ少なかれ学校内の秩序の乱れはあると思います。そして先生は生徒に対して何も言えなくなってしまうでしょう。
また例によって教育委員会なんかがいろいろ動くんでしょうが、今後は「これぐらいまでなら良い」「ここまでやってしまうと体罰になる」という線引きをマニュアル化しないと先生は教育的指導が一切できなくなりそうです。

最後にSぱぱの個人的な結論。
体罰は時として必要なこともある・しかし日常化してはいけない・物を使ってはいけない・子供や生徒を思う気持ちが絶対ないといけない・やられた相手が納得しなければただの暴力である・怒るのではなく叱ること・絶対に怪我をさせてはいけない…

こんな感じです。
難しい問題ですが学校が存在する限り、永遠のテーマになりそうです。


ではまた







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[ 2013/02/06 00:34 ] ぱぱのつぶやき | TB(0) | CM(6)
愛情が有っての指導は・・子供たちも感じてると思うんですが・・
何でも・・体罰・・と騒ぐのは・・と・・私は思います。
昔の体育の先生なんか・・いつも竹刀持って歩いてたよww
怖かったけど・・好きだったと・・思う・・(結構優しいと感じて様な・・)
本当に・・時代が・・違うんですね~~~。
先生も・・大変だ・・。

[ 2013/02/06 17:14 ] [ 編集 ]
Sぱぱさん、まいどです。
Sぱぱさんとはほぼ同世代だと思うのですが、私も運動系(バレーボール)でしたから、スパルタというか監督、コーチ、OBからは随分としごかれましたね。あれが体罰だと思ったことは一度もなかったですし、今にして思えば楽しかった思い出ですけどね。毎年の高校のバレー部のOB会では、先輩や顧問の先生、後輩たちとお酒飲んで、その頃の話で盛り上がりますもんね。そこには“愛”があったからなのでしょうか。パワハラもセクハラも、結局はされた相手がどう感じるかがポイントで、相手がそう感じたら今のルールではアウトなんですよ。だから、Sぱぱさんの言う“やられた相手が納得する”は、大事な事だと思います。では。
[ 2013/02/06 18:02 ] [ 編集 ]
mimi さんへ
まいどです!
Sぱぱも怖かった先生ほど思い出として残っています。もちろん良い思い出としてです。
それにしても、竹刀持ってる先生いましたよね。剣道部の顧問でもないくせにi-229
でもそういう先生こそある程度の冗談は通じるし、世間に反する行為をしなければ優しかったですね。
今は竹刀なんか持ち歩いてたら親が騒ぎ出すんでしょうね…。
なんか寂しい世の中ですi-183
[ 2013/02/06 19:03 ] [ 編集 ]
ゆうなパパさんへ
まいどです!
私も同じですが、どんなにキツイ練習でも結果として卒業してから“楽しい思い出”になっているなら愛のある指導だったと思いますね。まあ理不尽なしごきもありましたが…i-229
でも「上手くなりたい」「強くなりたい」と心底思っていたから当時は耐えられたんでしょう。そしてゆうなパパさんが仰るようにこちらは体罰を受けたなんてこれっぽっちも感じなかったし、仮に怪我をして帰ってきたって親も何にも言いませんでした。
今の子供が昔と比べてとりわけ根性が無いとも思えません。しかし今は本人よりも親のほうが不必要に騒いでいるような気がします。
熱血指導をすれば体罰だと言われ、何もしなければ無責任と言われる…今の先生は大変ですねi-230
[ 2013/02/06 21:01 ] [ 編集 ]
体罰とスパルタ。叱ると怒る。すべて感じ方次第のような気がします。私も子供の頃は怒られて、よく叩かれました。オヤジはサッカーのレフェリーと同じで過ちをした場合、1回目は注意、2回目は警告(イエロー)、3回目は叩かれました(レッド)。その時、オヤジに言われたのが「人は犬じゃないから言えば分かる。しかしながら言っても分からなければ犬と同じだから叩いて体で覚えさせる」と言って叩かれました。そんな怖かったオヤジも今は、もうおりませんが感謝しています。時代が変わったと言えばそれまでですが、今の体罰論議の流れは、すべてがすべて正しいとは個人的に思いません。ただ指導方法は旧態依然のものはダメで進化を求められているのだと感じています。難しい時代になりましたね。

さて話は変わりますがU-15は義務教育最終学年ですね。息子さんが熊西の時、一回うちの子は対戦していましてレジェンドともTMで顔合わせを実は何回かしています。もしかしたら今後、公式戦で対戦することがあるかもしれません。
[ 2013/02/08 12:31 ] [ 編集 ]
通りすがりさんへ
どーもです!
通りすがりさんのお父様のように段階を踏んで注意を促すのは理想の形だと思います。それと、「指導方法は旧態依然のものはダメで進化を求められている」というのはまさにその通りですね。
私が学生の頃は“連帯責任”という名目で罪のない者までブッ叩かれたもんですが、一人を見せしめ的にやるよりはマシだったのかも知れません。
でも、それが部活動の中であれば殴ったり蹴ったりするよりはグランド10周のぺナを与えるほうがいいような気がします。
先生とかなんとかじゃなく、子供にとって大人は良い意味である程度怖い存在であるほうが秩序が保たれると思います。が、髪の毛1本抜いても傷害事件になってしまう世の中…学校の先生も大変ですね。

とりあえず今この瞬間は体罰問題よりも通りすがりさんの息子さんのチームがどこなのか、そればかりが気になります。
もし今後対戦する時があったらお気軽にお声をかけてくださいませ。
その時を楽しみにしております!
[ 2013/02/08 19:40 ] [ 編集 ]
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