どっちが無責任なのか…

今朝のニュースやワイドショーをご覧になった方はご存知だと思いますが今、埼玉県では公立の学校の教職員の方たちの“早期退職”で揺れています。
何故このような事になったのかということを物凄く簡単にご説明すると、国が今年の1月から国家公務員の退職金を3段階で削減して、最終的には約15%引き下げることを決めました。
改正国家公務員退職手当法により国家公務員の給与が削減されたことに伴い、総務省が自治体職員の退職手当引き下げを自治体に要請、埼玉県がこれに応えて条例を改正した訳です。

埼玉県では2月1日施行の改正条例で退職金が引き下げられるんですが、その2月1日を迎える前、つまり今月中に退職しようという教職員の方が多数出てきてしまったんです。
現行の制度と比べていくらぐらい退職金が減るのかというと約150万円との事。
この額を聞いて、皆さんはどう思われるでしょうか。

街角のインタビューでは「額が額だけに早期退職も仕方ないのではないか」という意見や「無責任ではないか」という意見もありました。一部では「生徒より金が大事か!」な~んてストレートなご意見もあるようですが…。
「無責任」というのは早期退職を希望する教職員の中に、今年3月に卒業を控えた中学・高校3年の担任の先生がいたことによる意見です。
当然ですが、早期退職してしまえば晴れの卒業式の席に担任の先生がいないという事態になり、卒業する生徒さんたちも心から卒業を喜べないでしょう。

前述の街頭インタビューの中で今年卒業するお子さんをお持ちだと思われる保護者の方がインタビューに答えていて「安くなっても(退職金が)最後までいてほしい」と言っていましたが、じゃあインタビューで答えていた保護者(女性)の旦那さんが教職員という立場だったら同じ事を言うのでしょうか。
甚だ疑問に感じました。

埼玉県の上田知事もインタビューに答えていて、今回早期退職を届け出た教職員に対して「無責任だ」と答え、また、もし教職員を退職金の減額無しで3月末まで在職させるとなると「約39億円の損失」だと言っていました。

“損失”…?

確かに2月1日以降減額になるはずのものを退職希望の教職員を引き止めるために仮に減額無しで3月まで引っ張ったらその差額は膨大な額になるし、その補填を誰がするのかというと埼玉県民の税金で、という事になります。
でもね、条例を決めたのはあなた方じゃないの?
最初からキリのいいところで年度末までって決めておけばこんなことにはならなかったんじゃないの??
最大で150万円もの減額なんて決めて、いざ権利を行使しようとすると「無責任」?
何か違うんじゃないの?って思ってしまいます。
“無責任”呼ばわりするほど教職員に最後までいてほしいと本気で思ってるんなら“損失”って言葉は違うでしょ。
そもそも条例制定の議決って議会に出席した議員の過半数で決まるものでしょ。だったらそれこそ賛成した過半数の議員さんの退職金でも“損失”の一部に補填しなさいよ。

断腸の思いにかられているのは早期退職を届け出た教職員の方本人だと思うんです。
1年間(人によっては3年間)ともに過ごしてきた生徒さんの卒業式、自分の教え子が巣立っていく姿を一番見たいのは先生のはず。
でも“聖職”と言われた教職員の方々だって普通の人間であり自分たちの家族の生活もあります。
一概に「無責任」という一言で非難してしまうのはちょっと可哀想かなって思います。

この話を最初に知った時はSぱぱも「何だよ、卒業式までいてやれよ」って単純に思ったんですが、色々話を聞いていくうちに「何だか違うぞ」って思うようになりました。
そして決定的な上田知事のインタビュー…。

100万円を超える減額になることがわかっていながら100%の教職員(警察官などもですが)が教師魂をもって全員最後まで残ることが逆に不自然であること、そしてこのような事態になるかも知れないという事を、議員さんという選ばれた大の大人が何人もヒザをつき合わせて話し合っていながら全く感じなかったんでしょうか。
もちろん反対意見を主張した議員さんもおられたでしょう。しかし結果的に条例は制定されて挙句の果てに今回の騒ぎ…。ちょっと大袈裟に言ってしまうと、「あぁ、今の埼玉県の危機管理能力はこんなもんか…」ってSぱぱは感じてしまいました。

県教育局の担当者は「例年、定年退職者が年度途中で辞めることはほとんどない。異例の事態だ」とし、該当教員がいる学校では後任の確保の対応に追われているそうです。中には高校の教頭や小中高の学級担任もいる模様…。
県教委は「教員の臨時任用などで学校運営に支障が出ないよう最善を尽くす」としているらしいですが、どうなりますか。
でも現状を早期打開することはもちろん大事だけど、この条例が長く続こうもんなら今後埼玉県で教師を目指す人がいなくなっちゃいますよ~。

さて今回の埼玉県教職員の早期退職問題、皆さんはどう感じますか?


ではまた







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[ 2013/01/24 11:46 ] ぱぱのつぶやき | TB(0) | CM(2)
ま~しょうがないですよね。
生活が有るのに・・それだけの金額違ったら・・当然でしょ?
自分がその穴埋めもしてやれないのに・・騒ぐ方がおかしい。
無責任なのは好きな事を言ってる人たちだと思うわ~。
「生徒より金が大事か!」という人は・・おれがその分出してやる!!位は言ってほしいww。
人って・・自分勝手よね・・みんな。
退職金でも“損失”の一部に・・も違うと思う。
この人たちにも生活が有る。
みんなで均等に負担して止めさせるべき。
税金上げりゃ~良い話。
でも・・皆さん・・それが嫌なんだから・・笑える。
[ 2013/01/25 12:34 ] [ 編集 ]
mimi さんへ
まいどです!
貴重なご意見ありがとうございました。
「税金上げりゃ~良い話」。そうなんです。その一言に尽きるんですよね。っていうか、それしか方法も無いんですけど…。
今回私が腑に落ちなかったのは上田埼玉県知事のインタビューでした。
その差額の大きさからこのような事態になるかも知れないというのが予想できなかったのか? 仮にそのような事は十分承知の上で条例を制定したのであれば対象者に対して無責任呼ばわりするのはちょっと違うんじゃないかって感じたんです。
税金を払う側にとっても全国規模ではなく県の条例だけに「なんで埼玉県だけが余計な税金を払わなければならないのか」という気持ちが少なからずあるのだと思います。だからこそブログの記事に書いた最初のインタビューに出てきたお母さんのように「退職金が安くなっても最後までいてほしい」という事になってしまうのだと思うんですが…。
いくら国の法律ではない条例とは言え、それが制定された自治体にとっては法律と同じだけの効力は発生するワケで(元々は国の法律に準じたものですが)、今回の知事の発言から補填は税金で賄うという事を明言してしまうと県民から反発を受けてしまうので“損失”という言葉で巧みに県民を味方につけようとする浅ましさを感じてしまったんです。
私個人の物凄く穿った考えですけどね。
早期退職願いを出して責められる教職員の方たちと、ひょっとしたら税金が上がるかも知れないと恐々としている県民と…どちらかを立てればどちらかが立たないというのは公的な決まり事の宿命なのかも知れませんね。
[ 2013/01/26 01:52 ] [ 編集 ]
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